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先日テレビを見ていた時、
「主婦は忙しい、だから体のためにもこのドリンクを飲みましょう」
というような主旨のCMを目にしました。
そのCMでは、30代の主婦役の女優さんが子供の送り迎えをして、料理を作って、洗濯物を取り込み、階段を駆け足で昇って、仕事をして、電話にもてきぱきと応対して、近所の人とも笑顔で話し、家の掃除をしている様子が短い時間でパッパッと映し出されていました。私は、「そうそう。ホンット、それ!」とそのCMの主婦という生き方をした人々の忙しさを描いた部分にとても共感を覚えたのでした。
私も仕事をしながら家のことを切り盛りしている主婦の一人です。決してカリスマ主婦などではなく、仕事にかまけて家の中は洗濯物の山、台所も洗い物の山、部屋の掃除もさぼることもありますし、子供たちにお手伝いしてもらうことばかりです。仕事が大好きなので仕事ばかりを優先し、我が子のことは正直後回し。学校の提出物は締め切りを過ぎてばかりです。いろいろなことに手が回らず、両親には頭が上がりません。
どの角度から見ても決して100点主婦ではなく、むしろ落第。いつもやっとこさこなしています。
けれど、たまに思うのです。「私はすごい、すばらしい!」と。
私がやっていることは、多分皆さんが当たり前にやっていることで、全然すごいことではないのです。
人と比べれば秀でている部分は全然ありませんが、私の中ではすごいことです。
そそっかしくて忘れ物ばかり、がさつで、料理も下手、片付けも下手、好きなことには一生懸命だけれど、そのせいで寝食を忘れるタイプだった私が、仕事もやって家のこともやって、子どもと夫のために食事を作って、自分の趣味の時間もや楽しみの時間も持てている。つまりバランスよく生活できているというのは、我ながら成長したなあと思わざる得ません。
この変化は私と私に近い人でなければ分からないことだと思います。けれどわかっている両親などは「あんなだったあなたがよくやっている」と言ってくれます。私自身も、コンプレックスだらけで、あんなにできなかった私が、いろいろ努力してこんな風になって。完璧とはまだまだ程遠いけれど、よくやってる。今の自分は割と好きだなー、と思えます。ヒトって何歳になっても成長するんだなーと。
これはきっと人と比べての評価では味わえない、自分の中での成長度から来る肯定感なのだと思います。
何でもかんでも療育やABAと関連付けるつもりはありませんが、子どもたちを育てるとき似たようなことは言えるのでしょうね。
それでも、この年になってもまだ落ち込んだり、涙が出たり。自分が思い描く理想の女性とは程遠いですが、人間臭く、自分にしかできない生き方を生きています。これからも、素晴らしい出会いに感謝して。当たり前のことが出来る自分を「すばらしい!」と思って日々過ごしていきたいと思っています。個人的なお話にお付き合いいただきありがとうございました☆彡
 
まつい

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