スタッフブログ

皆さんこんにちは。
ようやく涼しくなり過ごしやすいなあと思っていたら朝晩もう寒さを感じる秋。
季節の移り変わりはあっという間ですね。
さて、あるお子さんの話です。
支援学校に通っているそのお子さん。慣れた人とならお話もできるのですが、慣れていない人だとナカナカ言葉が出ません。
滑舌が悪く、とても緊張してしまうのでスムーズに言葉が出ないようです。
家と学校を比べてみても、学校でのほうが明らかに言葉が少なく、ナントカ喋らないで済むように、先回りしたりごまかしたりジェスチャーをつかったりしてうまく生活しています。
そんなお子さんですが、家のお手伝いはとても上手。
ごみの分別は家族のだれより…いやお母様の次に上手だし、
洗濯も上手。(洗濯物を洗濯機に入れて~から干す、取り込む、片づける)
ちょうちょ結びも出来て、お料理のお手伝いも大好きです。
字を書いたり漢字の勉強も好きで、運動もぎこちないながら楽しんで取り組めます。
掃除機も使いこなすし、お片付けも上手。
そう、手がかからないのです。手がかからないどころか、いつも次は何をしよう、お手伝いないかな、と周りを見て動いてくれるそうです。頼んでもしてくれるそうですが、頼まなくても、やり終わった後に褒めなくても、お手伝い自体が大好きなのだそうです。
そんなお子さんですが、ABAセラピーを行う前の3歳の頃には乏しい表情で車をひたすら一列に並べて遊んでいました。
あの頃を思うと、なんだか別人?!と思う位に家の中で役に立ってくれます。
すごいですよねえ。
漢字や算数などのお勉強は、学年相当には出来ないけれど
でも、その子には生きる力があります。
生き生きと自分の好きなことをやって、「どお?出来たけど!」とドヤ顔をしているお子さんの姿はなんだかキラキラ輝いて見えました。
好きなことを見つけるって、素晴らしいことだなあ、とお子さんから学んだ日でした。

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