東海地区の大西です。
毎日暑いですが、お盆に入ってから、すこーし暑さがマシな気がします。
私は今月末、友人の結婚式に招待されていて、とっても楽しみにしていたのですが、
その友人から先日、「相談したいことがある」とメールがありました。
結婚式前、『友達に相談したいこと』と言えば・・・・
余興かスピーチ! ですよね。
踊らされるんだろうかー、歌わされるんだろうかー、はたまた・・・と思いながら、「相談」を聞いたところ、
まさかのスピーチでした!!!
友人は「ひと月しかないし、文章書く時間、なかったら断ってくれていいからね!」と言ってくれたのですが、
問題はそこではないのです・・・。
実際、頼まれた週の週末に、文章は一気に書き上げたのですが・・・
原稿を試しに読んでみるだけで、手が震える有様・・・。
そう、極度のあがり症なのです。ブルブル。
セラピストになったばかりの頃も、皆の前でセラピーをすると、緊張して手がいつも震えてました~。
でも、友人のため、なんとか覚悟を決めて頑張りたいと思います!!
(深呼吸する と、手に『人』と書いて飲む と、人をジャガイモだと思う、以外の、
緊張しなくなる方法があったら、どなたか教えてください!)
さて、ブログタイトルの「姿勢のキホン」ですが、発達相談でずっと気になっていることがあるんです。
セラピー中に、お子さんが勝手に立って離れて行ってしまう、という問題を持っている方がよくいらっしゃるのですが、
大体の場合、イスがフリーな状態になっているのです。
保護者の方の手も足も、完全にイスから離れているため、お子さんが急に立とうとした際に手を伸ばしても間に合わない、、、
という具合です。
私たちセラピストは、それを、本当に簡単なやり方で解決しているので、コンプライアンスに悩んでいる方は、
ぜひやってみて頂きたいです。
松井さんの様に絵が上手かったら、絵でお見せしたいのですが、私が描いたら何が何だかわからなくなるので
写真にします。 こちらです↓
机の下に足を入れ、イスを両足で挟みます。(お子さん役:シェリーメイちゃん)
あ、ずっと力を入れている必要はないですよ。それでは間違いなく、筋肉痛になります。
大人側にあるイスの足が、軽く大人の足に触れている状態でスタンバイしておきます。
大抵、お子さんが立とうとするときに、後ろにイスを下げようとするので、その瞬間にイスの足を挟んで、
下がるのを阻止します。
お子さんたちは結構力が強いので、そのあと、結局手でもイスを手前に引き寄せたりしますが、
まず、瞬間を抑えるためには、足で挟むのが一番です。
また、イスから下にずり落ちて立つパターンもありますが、その際も、イスが下がればずり落ちるための隙間が出来てしまうので、
やはりイスの下がり始めを阻止することは大事です。
今まで勝手にイスから立っていたお子さんたちを、この方法で立てなくした場合、かんしゃくを起こすことが想定されます。
叩いて来たりする場合は、足でイスをしっかり挟んだまま、大人は体を後ろの方にそらし気味にすると、
逃げられることなく、攻撃を避けられます。
これまでは、イスを下げれば自由に立つことが出来ていたので、その行動が続いていましたが、
かんしゃくに負けず、「勝手に立たせない」を貫くことができたら、立てないことで消去されて、
勝手に立とうとしなくなると思います。
ですのでこれは、ずっとやり続けないといけないわけではなく、基本の学習姿勢をつくるためのものです。
コンプライアンスがしっかりしてきたお子さんは、立ってやる課題を行っても、どこかに行ってしまったりしませんし、
いつもの絵カードを、カルタみたいに床に座ってやってみたり・・・なんてこともできます。
お子さんの離席に悩んでいる方、ぜひ次回から、この構えでセラピーをやってみてください。