東海地区の大西、改め奥野です。
今週末に結婚式をするので名字が変わりました。
皆さまこれからも宜しくお願い致します。
さて、もう年度末…卒業の季節ですね。
私の担当にも、就学間近なお子さんがいて、
お母さんと一緒にあれやこれや準備をしています。
ABAを始めたばかりの頃を思い返すと、本当に成長したなぁ…と感慨深いです。
お子さんたちが学校でなるべく困らず過ごせるように、身辺自立のやり直しなども行ってきました。
理想としては、学校で「着替えて」という声かけで、自分から体操服の袋を手に取り、着替え、脱いだ服をたたみ、
次に「着替えて」と言われたら、今度は体操服を脱いで私服に着替えてほしいですよね。
担当していたお子さんで、脱ぎ着自体は上手くなったのですが、今脱いだ服と、これから着る服の違いがどうしてもわからないお子さんがいました。
「着替えて」と服を渡すと、着ている服を脱いで、、、またそれを着てしまうのです。
もちろん、かごを用意して、脱いだ服をそこに入れたりさせたら間違えないのですが、袋に入っている服を出し、代わりに脱いだ服を袋に入れる…をやろうとすると何回かに1度、取り違えてしまいます。
そこで、お母さんに体操服を出来るだけ早めに買って頂けるようお願いをし、
体操服が手に入るまで、その課題は保留にすることにしました。
体操服は、見た目の雰囲気が他の服と違いますし、
ワンセットでいつも同じなので、分かりやすいだろうと思ったからです。
実際、体操服を購入してから再挑戦したところ、すぐに出来るようになりました。
今は、脱いだ服が机から落ちたりすると(視界から消えてしまうので)袋にしまい忘れてしまう…という問題だけは残されていますが、それ以外は「着替えて」の声かけだけで、補助なしで出来るようになりました。
就学前の準備には、本物を早めに手に入れて練習出来たら、
二度手間にならなかったり、今回のようにそもそも分かりやすかったり、
いろいろ利点がありますね。
そのお子さんは、ピカピカのランドセルも買ってもらい、開閉も無事マスターしました。
ランドセルを見るお子さんの目が、何だかいつになくキラキラしていて、私も嬉しい気持ちになります。
NOTIAから卒業するみんなが、楽しい学校生活を送れますように。