こんにちは。
今日はあるお子さんとのセラピーの中でのエピソードです。
お子さんは上級課題に取り組む年中さん。お話が上手で現在「説明」の練習をしています。
「キリンってどんな動物?」や「幼稚園ってどんなところ?」と聞くといくつかの情報を入れ込んでそれなりに上手に説明してくれます。
そこで今日は身近な人の説明ができるかな?と思い
「パパのこと教えて」
といきなり聞いてみました。
するとそのお子さんはうーんと…と考えて
「おおきい!それで、ほねがある。ほねが固いんだよ」と教えてくれました。
独特!と思いながらも、お子さんにとってはそこが特徴的だったのだろう、と思い、うんうん、と続きを促し「お仕事は~」などとヒントを入れ込みながら話を進めました。
「お仕事は○○をしてる!車に乗ってるけど、お仕事の時には置いて行っちゃう。」と色々教えてくれました。
上手に説明できたね!というと本人もニコニコ。では
「ママは?ママのこと教えて」
というと
「ママは固い!骨があって、ママのほうが固い。パパはちょっと柔らかいよ。ママはほっぺも固い。髪の毛はこんくらい」と一生懸命に細身のママがちょっとお肉がついているパパよりも細くて骨っぽいということを説明してくれます。
うんうん、そうか、そうだね。「髪の毛は?」ときくと「髪の毛は長い時はしばっていて短い時はしばってない」
そうだね、ママ髪型変えたりしてるもんね。と昔のことまで思い出しながら説明してくれたお友達に盛大にハグで強化しました。
内容はちょっとずれている?と思われるかもしれませんが、それでも懸命に教えてくれたお友達に愛おしさがあふれてしまったあるセラピーでの出来事でした。