東海地区の大西です。
突然ですが、皆さんは絵に自信はありますか?
セラピーをしていると、お子さんに「描いて」と言われたり、お絵描きの見本として描いたり、
時には教材として絵を描いたり・・・絵を描く機会が度々ありますよね。
でも・・・私は実は絵がとても下手なのです。
どのくらい下手かというと、セラピスト1年目のとき、担当家庭のお母さまに
「先生、これは・・・犬???」と聞かれてしまったり、(一応合ってましたが)
お子さんに「バイキンマン描いて」と言われて描いたら、「違う!」と怒られてしまったり・・・(ショック!!)
いつも苦戦していました。
ですが、今ではバイキンマンも描けるようになり、動物もそれらしく描けるようになりました。
何事も練習、ですね。
さて、ここからは大人ではなくお子さんの絵の発達についてのお話です。
最近、担当のお子さんのお絵描きについていろいろ考えることがあったので、健常児の絵の発達について、
私なりに調べてみました。(絵は個人差がありますし、あくまで私が調べた範囲の話ですのでご注意ください
子どもの絵は、初期のぐちゃぐちゃ線を描くだけの段階から、丸を描く時期に移っていくのですが、同じ「意味のある丸」でも、
2段階あるそうです。
初めはとにかく丸を描き、後から「これはママ」「これは車」と意味をつけます。
後付けなので、「さっきはママって言ってたのに、次に聞いたら違うことを言う」という感じになるそうです。
それが3歳ぐらいから、「車のつもり」と、意味を先につけて丸を描けるようになるそうです。
言われてみればナルホド、と思うのですが、今まで「まる」についての発達だけで2段階あるなんて、
考えたこともありませんでした。
つみきプログラムにも「見立てを促す」という課題があり、その大切さについて記載があります。
ただの丸を何かに見立てる力は、お絵描きへの大きな一歩なんですね。
それから、つみきプログラムに「最初からあまり色の使い分けを求めない」と書いてありますが、
これも大切なことのようです。
私が今回読んだ本によると、自分の描いた絵に色を塗り分けることに興味を持ち出すのは5歳半ぐらいからで、
それ以前は初めに掴んだ色でそのままずっと描いていても問題ないのだとか・・・。(何度も言いますが、個人差はあると思います)
担当のお子さんたちを見ていると、教えてあげないと絵が発展しないお子さんが多いのですが・・・
でも、「(大人の目から見ての)うまい絵」を描かせようとし過ぎていた気がして、反省しました。
丸が描けるようになると、つい顔や頭足人を描かせたくなってしまうのですが、もっと「まる」だけの時代を大切にしよう、と思いました。
自分のダメだったところをブログに書くのは恥ずかしいですが・・・
でもこれまで、自分の担当や発達相談でたくさんのご家庭を見てきて、「線模倣ができません」とか「○○の絵が描けません」という方はいても、
「うちの子、丸を何かに見立てられません」と訴える方は、ひとりもいらっしゃらなかった気がします。
もしかしたら、私のように『まるの時代』を軽視してしまっている方が他にもいるのではないか、と思い今回書かせて頂きました。

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