スタッフブログ

こんにちは(*^_^*)関西地区森下です。
GWいかがお過ごしでしょうか?
この3月に担当しているお子さんが音声模倣でやっと!!!!タ行が出ました♪
今回はその経過についてお話ししたいと思います。
セラピーをはじめて1年半。発声の強化からはじめ、少しずつ少しずつ出る音が増えていきました。
はじめはパ・バの音が出ました。それからま・ん・あ・お・も・い・え・ぶなどの音が真似してできるようになりました。
この時点で口の形の真似をするのはとても上手でした。
大きく口をあける(ア)、口を盾にあける(オ)、唇をふるわせる(ブ)、唇を横に引っ張る(イ)、口を閉じる(ン)
ここまで出てくるとそれらを使って新しい音につなげることが出来てきます。
い+あでヤの音、い+おでヨの音、ん+い(ゆっくり口をあけるよう)でミの音、ぶ+あでワの音などです。
少しコツもいりますが、そのようにして新たな音を獲得し始めたころ(開始から半年)カ行が少しずつ出始めました。
最初は痰がつまったときなどに「カーーーっぺ!」とやるような喉を鳴らした「かー」の音が出てくるようになりました。
その流れで喉を鳴らしながら「こー」も。でもまだ音はきちんとつきません。
毎日やっていると時々きちんと有声音で言えるときが増えてきました。
そしてカ→キ→ケ→ク→コの順でカ行が出るようになりました。
その他の音でその時言えていたのはア行・マ行・ヤ行・ワ行・ブ・くらいだったと思います。
そこからは半年ほど迷走期間となります・・・・・・・・。
でも途中ハ行も少し出るようになりました。
セラピスト勉強会のデモに参加し、代表からも舌があまり動いていないため、とにかく舌を使う練習をするようにと言われました。
舌が少しも口の外に出ないので、少しでも動いたら強化から始めました。
指やスプーン、ヨーグルト、せんべい、お子さんの好きなものを唇の端につけたり(もちろん手や服でぬぐおうとするので防ぎながら)もしました。
舌が少し動くようになるとラとレに近い音が出るようになりました。(なるべく舌を強調して見せました)
それでも新しい音はなかなか出ません。舌と音声模倣の練習は続きます。
そしてついに舌が少し口の外にでるようになってきました。
そうするとナ行が出るようになってきました。ニャとかニョとかいう感じです。舌を使って音が出ることが分かりました。
でも‘タ‘を言わせようとすると‘カ‘になります。タ行とカ行はどちらかが出るけどどちらかが出ない・・・ということが多いですよね。
3月中旬、ものすご~く小さい聞こえないほどの声で口元を良く見せ 「タ・・・・・」といったところ
なんと同じく小さい小さい声で「・・・・・タ」と言いました。
聞き間違えるはずありません!待ちにまで待ったタがやってきてくれたんです!!!!!
そのあとは何度も小さい声で、舌をなじませるように「タ」を繰り返しました。
怖いのは「カ」が出なくなること。なのでカ行も時々はさみながら。
今までと変えたことは、小さな声で言ったことくらいだと思います。そんなことでタ行がでるようになったのです。
でもやっぱり何かいつもとは違うアプローチが必要だったんだろうと思います。
セラピー終わり、お母さんの前でもちゃんと言えました(えらいo(^▽^)o!!)
ようこそタ!!!!ありがとうタ!!!!よくがんばったねk君!!!!!お母さんお疲れ様でした!!!!
現在ではサ行のみ残っていますが音を組み合わせて要求を言えたり、物の名前をいえたり、できています♬
その他口周りで練習したことは
ストローで飲む
ラッパ・笛をふく
シャボン玉をふく
そしてペットボトルから飲めるように練習中!です。
音声模倣でお困りの方の参考に少しでもなると嬉しいです。
長い期間苦労している場合は最寄りの発達相談、コンサルティングもぜひお問い合わせください!
一度客観的に見てもらいアドバイスをもらうだけでも少し前進すると思いますよ♬
関西地区
森下 真生

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