スタッフブログ

東海地区のセラピストの大西です。
毎日寒いですね(>_<)
担当のご家庭の間でも、風邪がとても流行っています。
皆さましっかり暖かく&保湿をして、ウイルスに負けないようがんばりましょう。
さて今日は、担当しているAちゃんに促音(『っ』)を教えた方法について書きたいと思います。
Aちゃんは、3音節の単語で、2音目の後に入る『っ』がどうしても正しく書けませんでした。
読むのは読めたのです。
でも、自分で書かせると何故か…
「すりっぱ」→すっりぱ
「ぽけっと」→ぽっけと
「ちけっと」→ちっけと
あれれれれ…
そこで、『すりっぱ』と『すっりぱ』のカードを受容で取らせたり、
リズムで「タタッタ♪」と「タッタタ♪」を叩かせてみたりしたのですが……
それらはすぐ、ちゃんと正答出来るようになりました。
でもまだ、書けないのです。
困りました。
そこでやってみた方法が…
これです。
っ画像
紙を文字ぐらいのサイズの四角に切り、
その中にひとつだけ、小さい四角(=っ)を用意します。
初めは、大人が正しく並べてあげてます。(例、スリッパ)
20141224_223148.jpg
そして、四角には何も書いてありませんが、
「スリッパ」と読んでいる風に指をさしながら単語を言って見せます。
このとき、『っ』の部分の小さな四角は触らずに、指でぴょんっと跳ねます。
そして「やって?」と、同じようにお子さんにやってもらいます。
上手に言えるようになったら、四角をバラバラにし、
「並べて。『スリッパ』」と言って、並べ替えてもらいます。
並べられたら、また指差しながら「スリッパ」と言わせます。
そして、そのあと、その四角を参考にしながら
別の紙に『すりっぱ』と書かせます。
それがスムーズに出来るようになったら、四角無しで書かせます。
いくつかの単語でそれが出来るようになってきたら、
『っ』が違う場所に入る単語(てっぺん、しっぽ、など。)も同じ流れで練習し、
適宜ランダムにします。
この方法の良いところは、ひらがなを書くことに気を取られず、
リズムだけに集中して練習できる点、それから視覚的に『っ』の位置を確認できる点です。
でも、実際に四角に字が書いてあるわけではないので、お子さんによっては逆に分かりにくいかもしれません。
Aちゃんはこの方法がハマり、知っている単語なら、
練習してないものでも正しく書けるようになりました。
ただ、初めて聞いた単語は、リズムが掴みにくいらしく、
まだ間違えてしまうことはあります。
通常の教え方でうまくいってない方は、
方法のひとつとして、試してみても良いかもしれません。

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