おはなしの難しさ

皆さんこんにちは。
あっという間にお盆休みが終わり、子どもたちの夏休みも後半に入りましたね。
先日本屋さんに立ち寄りました。たくさんの書籍、興味を引く題名、色々な本があるなあ…と感心しながらふと
そういえば担当のお子さんに絵本のお話を教えたときのことを思い出しました。
皆さんのお子さんは、「絵本」を読んで楽しみますか?
NOTIAで使っているつみきプログラムには「絵本の理解」という課題があります。
健常のお子さんは自然に絵本に親しみ、読み聞かせをすれば目をキラキラさせながら興味を持ってくれますが
発達障がいのあるお子さんはそうでない場合があります。
本を開いても興味を示さず、すぐにどっかに言ってしまうなんて言うことはよくあります。
その原因の一つとして、絵本の内容が分からないという事があげられるでしょう。
絵本の中には普段の生活の中で使わない言葉がたくさん。
例えば「野原でウサギが」の野原とか、「原っぱ」とか。
先日教科書の内容理解の学習をしていた時にも、教科書に出てきた「固い甲羅」のこうらが分からず、う~ん、どうやって説明しよう…と悩んだりしました。
健常のお子さんも「〇〇ってなあに?」と自分の分からない言葉を大人に聞いたりしますが、ASDのお子さんなどは往々にして想像力の欠如が見られますので、言葉で説明してもなかなか理解できません。
「これがはらっぱだよ!」「これが甲羅だよ」と見せて教えるのが一番手っ取り早いのですが、中には見せられないものもありますよね。
説明に困ったのは『ヘンゼルとグレーテル』、そして『白雪姫』でした。
ヘンゼルとグレーテルでは「貧乏だったので、子どもたちを森に捨てました」というくだり。
まず、貧乏って・・・??貧乏ってただお金がない、だけではないですよね。お金がなくて食べ物にも困っていて、立派な着物がなくて、日々の生活が苦しくて…という、いわゆる「貧乏」。なかなか難しいです。
そして、貧乏だから子どもを捨てる、という思考。これまたナカナカ・・・・手ごわいです。
『白雪姫』では継母(ままはは)が出てきます。
「継母ってなあに?」
「…新しいお母さんだよ」
「‥‥新しい…?お母さん????」
お母さんが、新しいとか古いとか、そんなこと考えたことがあるわけありません。お母さんはお母さんですよね。
「〇〇ちゃんにさ、ママいるでしょ?そのママじゃなくて違うママがくるの」
と大分色々なことを端折って、短い言葉で説明し、何とか理解してもらえました。
一見大変そうかもしれませんが、私たちセラピストはそういう子どもたちの「わからない」ポイントを見つけると
へ~そうか~なるほど!ここが分からないのか!と大発見をした気持ちになります。
そんなの常識でしょ。なんで分かんないの?
ではなく、そのお子さんがどんな風に物語を読み取っているのか、考えているのか、またどこに分からなさがあるのか
そういうことを探りながらお子さんと向き合って、おはなしの理解を深めて行っています。なかなか楽しいですよ!

(ブログ掲載に当たり一部内容を変更しています)
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