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ABA早期家庭療育の効果

親とセラピストが協力しながらABA家庭療育を実施する療育スタイルの効果については、つみきの会が行なった研究があります。

この研究は厚生労働省科学研究費の助成を受けた、共同研究「発達障害者の新しい診断・治療法の開発に関する研究」の分担研究として実施されたものです。

研究手続

研究は次のようにして行なわれました。

2008年2月、つみきの会では会の内外に、研究に参加する家族を募集しました。参加条件は自閉症・広汎性発達障害またはその疑いのある1才半〜3才のお子さんをお持ちの家庭で、すでにつみきの会の会員であるか、研究参加と同時につみきの会に入会すること。研究参加から1年間、休日を除いて毎日1時間以上、親がABA療育に取り組むこと、でした。

募集に対して当初14家族が応募し、そのうち12家族が1年間の研究期間を終えました。この12家族に対してはNOTIAの前身にあたるつみきの会所属のABAセラピストが、1年間、週に1回ご家庭を訪問して、子どもにセラピーを施したり、親御さんにアドバイスをしたりしました。また月に1回、親講習会を参加し、そこで会の代表の指導を受けられるようにしました。

結果

12人の子どもたちに対しては、療育開始前と1年後の二回、各種の検査を実施し、変化の有無を測定しました。

そのうちわが国の代表的な発達検査である新版K式発達検査によると、発達指数(DQ)の平均値は事前が55.8であったのに対して1年後は69.3で、統計上有意に改善していました。

その他、自閉症の症状の度合いを計るPARSの得点は平均21.8→18.6へ、行動の異常度を見るCBCL総点は平均66.4→56.7へ、親記入式の発達検査であるKIDSではDQ値が平均50.9→60.1へと、いずれも統計上有意の改善が示されました。

個人別の変化については各種検査を代表してK式発達検査によるDQの変化をグラフに示します。

新版K式発達検査の結果

グラフからわかるように、改善の度合いには個人によって大きなばらつきがあります。最も劇的に改善したお子さんは、DQ値が62から128へとアップしました。療育前はDQが80以上のお子さんは一人もいませんでしたが、一年後は4人のお子さんが80以上に達していました。

その一方でDQが全く伸びなかったり、逆に若干低下してしまうお子さんもいました。しかしそのようなお子さんでも何も改善が得られなかったわけではありません。数値にこそ現れませんでしたが、動作の模倣ができるようになったり、ことばの指示に応えられるようになるなど、将来の自立のために役に立つ基本的なスキルを身につけることができました。

どんな重いお子さんでも、ABAセラピーが無駄に終わる、ということはまずありません。親御さんが一生懸命取り組みさえすれば、お子さんの将来のために、何か役に立つことを教えることができるのです。

参考文献
杉山登志郎 (2010). 広汎性発達障害に対する早期治療法の開発. 厚生労働科学研究費補助金(こころの健康科学研究事業)発達障害者の新しい診断・治療法の開発に関する研究  平成21年度総括・分担研究報告書, 67-74.
藤坂龍司 (2011) ABAによる親を介した早期療育の成果−つみきの会の活動−. 乳幼児医学・心理学研究20 (2), 103-107.

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